Vol.12 他人事ではなく身近な病気、HIV

身近な病気、死の病から慢性疾患になったHIVとの接し方

鳥居薬品 presents 「messenger」第12回目のOA。
messengerでは、HIVに関連する性差別や偏見のない世界を目指すため、HIV感染症は身近な病気であるということをより多くの方に知って頂き、HIVについての正しい知識を身に付けることができるよう、音楽を通じて継続的に情報をお届けいたします。
ジョー :
今週は、先週に引き続きゲストをお迎えしております!
日本HIV陽性者ネットワーク、ジャンププラス代表理事の高久陽介さんです。よろしくお願い致します!

高久さん :
よろしくお願いいたします!

ジョー :
先週も貴重なお話を聞かせて頂きました。ありがとうございました!
今週もドンドンお話していければな、と思ってますけども、その前に改めてジャンププラスの説明を簡単にさせて下さい。
ジャンププラスはHIVの陽性者ネットワークで、HIVが他人事ではなく身近な問題であることを、世の中に認知してもらいたいということを目的に活動しているボランティア含め50人以上の団体です。そして高久さんご自身もHIVに感染しています。
ちなみにスピーカーとして活動しているのは高久さんだけなんですか?

高久さん :
スピーカーで活動しているのは17人います。

ジョー :
あ、そんなにいらっしゃるんですね!?
こういったラジオ以外ではどのような媒体で活動しているんですか?

高久さん :
人によってこういった活動していても家族には言っていない人もいまして、主にHIVや人権などをテーマにした研修会やシンポジウム、メディアの取材やこういった番組でお話させていただいて言います。

タイジ :
なるほど。

ジョー :
先週おっしゃっていたのは、いわゆる慢性疾患で、薬を飲んでいれば問題ないということですが、今現在、体調はとくに問題ないんですか?

高久さん :
まったく問題ないですね。今は言わなければほんとうにわからないし、自分でも薬を飲み忘れないように気をつけるだけですね。

タイジ :
普通に運動していてもまったく問題ないとあいうことですが、それは薬がよくなったってこと?

高久さん :
薬はよくなりましたね。

ジョー :
そういうことなんだ。すごいね!飲んでいる薬は今どのくらいですか?

高久さん :
私は3錠です。でも最近のものは1日1錠ですね。

ジョー :
あ、今それだけでいいんだ!

タイジ :
なんかすごいね!今ってHIVはほぼ克服できてるんだね!人類的な話をすると。

高久さん :
そうですね。ちゃんと薬を飲むことを忘れさえしなければ。あとはちゃんとした医療を受けられればですね。日本では医療は恵まれているので。

ジョー :
各国の方と連携をとったりとか、そういうのはないんですか?

高久さん :
大きな国際会議とかHIV陽性者同士の集まりとかは年に1回くらいあります。他の国の方は大変な所もありますね。

タイジ :
アフリカとかもそうですよね。

高久さん :
アフリカは多いですね。

タイジ :
貧困とかもありますからね。

ジョー :
日本が今抱えている課題はなんですか?

高久さん :
日本は「偏見」ですね。

ジョー :
そこだけですか。

高久さん :
そうですね。

ジョー :
その偏見を我々がどうなくしていくかですよね。こういうのって法律の問題ではないじゃないですか。

高久さん :
あきらかに解雇されたとかなら戦えなくはないですけど、そういうことではないんですよね。

ジョー :
そうですよね。心の中になんとなくあるモヤーとしたものですからね。
こういうときに僕は芸術とかこういったメディアがしっかりがんばらないといけないと思うんですよ。
あとは、個人的に思うのは、今インターネットが発達しすぎてて、顔の知らない人同士がドンドン仲間になっていて、それはいいことだと思うんですけど、そういうコミュニティーって仲間のことを想像できないんですよね。だから明らかに皆、想像力が劣化していて、自分のことのように想像してあげることが出来ないんですよ。本来なら自分たちの仲間の仲に例えば病気の人が出たとか、怪我人が出た場合、コミュニティーの中でこの人達をどうしようと考えるはずなのに、すぐに制度でなんとかしないといけないってなってしまうので、なんかそれはそれでなんかちがうかなぁって思うんですよ。

高久さん :
正しい知識があってもそれだけでは変えられないんですよ。実際に見たり聞いたり、身の回りっみ実際に困ってる人がいたりとか、リアルに現状を知らないとなかなかわからないですよね。

ジョー :
すぐにどうこうできないですけど、僕なんかは他のメディアもやっているので、そういう場やイベントに来ていただいて、その場において自分達と同じ空間にいるということが想像力に繋がっていくと思うんです。それってすごく大事なことなのかなぁって思うんですよ。

高久さん :
HIVのアンケートをとったときに、やはり感染が分かる前に、HIVの話しを周りの人とほとんど話してなかったんですね、病気が分かった後に色々周りの人と話すようになったという事が分かったんですけど、やっぱり周りの人と話せる環境にある人、例えば、別に僕がいなくても、HIVの話とか、セックスの話しとか、こういう話しちゃいけないかなとか、タブーかなと思われないで、皆が友達と話しをしてくれたらいいなと思うんです。そういう風にすることで全然変わっていくと思います。

ジョー :
ご自身は恋愛とかどうなんですか?

高久さん :
あ、彼氏いますよ

ジョー :
いますか!そこはどういう風な?

高久さん :
私は付き合う前には言いますかね。最近はブライダルチェックとかいって、付き合う前にカップルで性病の検査をしたりするんですよ。すごくまじめだなーとか思うんですけど、HIVだけじゃなく、梅毒とかも治療法が確立しているけど増えているんですよね。日本でも今すごく増えているんですよ。

ジョー :
この間、新聞に出てました!梅毒増えてるって。

高久さん :
性感染症って、治療法が確立してもなくならないんだと思います。でもそういう人がいるんだという前提で社会を作っていかなければならないですね

  
ジョー :
皆さんもね、気になったらそういうイベントに顔出してみるとか、日常で会話するとかそういうところから始めてもらえればなと思います!そろそろ時間がきたんですが、最後に高久さんからリスナーの皆様に一言あればお願いします!

  
高久さん :
HIVってほんとに今はもう慢性疾患になっていて、早く検査を受けて分かれば、治療法もあるし、普段元気に生きていけますので、そういう人が身の回りにいるという事が十分にありえます。今日本で2万5千人ぐらいの人がHIVを持って暮らしていますので、身の回りにいるのかな、とういう気持ちでいて欲しいのと同時に、もし感染したかもしれないなという人は1回検査を受けてみるのもいいかなと思うんです。それで始めて、もし感染してたらどうしようと自分の事として考えられるようになるので、もし気になる方は是非検査にいってみてもらえればと、それで感染が分かっても怖い事ではないので、元気に一緒に生きていきましょう。

  
ジョー :
ほんとね、2週にわたって貴重なお話を有難うございました!

This day’s select music
I REMEMBER/ THE ISLEY BROTHERS.SANTANA

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