Vol.3ダイバーシティの中で働くこと

多様性を持つ社員の方々が働くためには、働きやすい環境とは・・・

鳥居薬品 presents 「messenger」第3回目のOA。
messengerでは、HIVに関連する性差別や偏見のない世界を目指すため、HIV感染症は身近な病気であるということをより多くの方に知って頂き、HIVについての正しい知識を身に付けることができるよう、音楽を通じて継続的に情報をお届けいたします。
ジョー :
今週は、ゲストにアクサ生命保険株式会社の小山恵美子さんをお迎えしトークしていきます。
小山さん、はじめまして!宜しくお願いします!


小山さん :
宜しくお願いします!

ジョー :
素敵な声ですね~!まずはプロフィールを紹介させて頂きます。

プロフィール 紹介
小山 恵美子(koyama emiko)
和光大学、米国アイオワ大学大学院修士課程卒。 帰国後、和光大学、日本 女子大学 にて 8年間英語講師を務める。
退職後は、障害者の国際交流NPOの理事を務める傍ら、ニューヨークで視覚に障害のある移民に英語や点字を指導。
2009年、外資系保険会社アクサ生命に入社。ダイバーシティ(社員の多様性)推進部署にてイベント企画、社員研修などを手掛ける。


ジョー :
なんでまた英語の先生からアクサ生命さんに?

小山さん :
これを話だすと長くなっちゃいますけど・・・

ジョー :
簡単にしてみましょう(笑)

  
小山さん :
分かりました。
たまたまNPOの関連で、外部講師としてアクサ生命に招かれまして、そのまま取り込まれてしまいました(笑)

  
タイジ :
取り込まれてしまったんですね(笑)

  
ジョー :
ギャランティの問題ですか?(笑)

  
小山さん :
そんなことないです、有難い限りでございます(笑)

  
タイジ :
小山さんは会社ではどのようなお仕事をされてるんですか?

  
小山さん :
ダイバーシティ、多様性を持った社員が働きやすくなるようにという部署で働いているのですが、私のメインの仕事は、コミュニケーションで、私たちがどんな取り組みをしているのかというのを、全国8000人の社員に伝えていく、また、社外に伝えていくことです。

  
ジョー :
そうなんですね。これ伺っていいか分からないのですが、小山さんも視覚に障害があるということで宜しいでしょうか。

  
小山さん :
はい、全く見えてないです。

  
ジョー :
ちなみにですね、アクサ生命保険株式会社では、人種差別や、偏見などをせず、個人の能力を尊重しており、過去にはHIVの陽性者も採用されています。HIVの陽性の方を採用した経緯ってどんなだったんですか?

  
小山さん :
その方はですね、普通にハローワークの説明会にいらして、担当者と面接をしたときにHIV陽性であることと同時に、経歴を拝見して、とても素晴らしい経歴をお持ちだったので、その方の状況も含めて合った部署のトップの方と話し合い、採用することになりました。

  
ジョー :
でもあれじゃないですか。僕も、昔HIVのタイの方のボランティアをやったことがあったんですけど、子供たちと遊ぶ場面があったんですが、正直最初は知識もなかったので怖かった。知ってみればなんてことはなかったんですけど・・・
ただ、日本の企業って、HIVもそうだし、障害者の方に対してもそうなんですけど、法的には色んな整備があるにしても、実際に働いている方がそういうことに対して偏見がバリバリあると思うんですよ。(バリバリあるっていったらそれも偏見だと思いますが)
そういう中でどうやって採用にまで至ったのかと。社内だって喧々諤々あったと思うんですが。どうだったんですか?

  
小山さん :
やはり、不安の声は聞こえていたんですが、ジョーさんが仰ったように実際に遊んでみたら何てことはなかったと同じように、実際にHIVの専門医の方に来てもらって、どういう心配があるかを聞いて、ひとつひとつ不安を取り除くことをしました。それでも勉強会をしたからといって一気に皆が納得するわけでないじゃないですか。それでトップの方から、大丈夫だと分かったんだから私たちはきちんと能力を発揮してくれる方は採用しましょうと名言頂き、実際に採用いたしました。
それで実際にその方がいらして。その方が普通に明るい元気な方だったんですね。周りの方も「なんだ、自分と変わらないじゃん」とわかって。。。という経緯ですね。

  
ジョー :
アクサ生命保険株式会社がHIVの陽性者や障害者を受け入れるまでにしている準備などはどういったことをしていらっしゃるんでしょうか?

  
小山さん :
そうですね、実際にその人がどういう状況なのか、どういう配慮が必要なのか、例えば、定期的に通院しなきゃいけなかったり、薬を飲む時間が決まっていたり、そういう休憩が必要だったりするかもしれない。それをお聞きして、部門の中でそのコンセンサスを得る。さっきも言いましたけど、トップの人が社員に対して、この人を採用しますということをしっかりと伝えることですね。とにかくきちんと、コミュニケーションをとること、それからどんな配慮が必要かを伝えてもらって、周りもそれを納得すること。準備といえばそんな感じですかね。

  
ジョー :
じゃあものすごくお金をかけて何かしなきゃいけないとか、そういうことは全くないわけですよね。タイジさんどうですか?今までの話を聞いてきて。

  
タイジ :
トップの人の判断によって、というとこにこの話のポイントがあるのかなと。
やはり企業になるとそのトップが例えばHIV陽性の方を雇うのだ、という判断があった上でこういう現実があるわけじゃないですか。でも、そうじゃないトップもいるだろうし。やっぱりトップの判断って大事なんだなって聞きながら思いました。

  
小山さん :
会社としての風土というか、色んな人にきてもらって、その人の能力を活かしてもらうっていうのが会社中にある程度伝わってないとそういう風な動きにはなっていかないとは思うんですよね。

  
ジョー :
小山さん自身も全盲であるわけですよね。それって正直どうなんですか。今まで社会で生きていくにあたってね、ものすごくハンディがあったとか、差別を受けたっていうのはあります?

  
小山さん :
やはりありますよ。色々。話だすと長くなりますが。
今の会社で8年になるんですけど、私が毎日社内をウロチョロ歩いていると、私の目の代わりをしてくれる犬がいるんですけど、社員が慣れちゃって何とも思わなくなるんですよ。でも一歩会社の外に出ると、やっぱり盲導犬ってまだまだ珍しいから、視線をあびるんですよね。だからすごく社内にいると息がしやすいというか、皆全然注目しないから普通にいられるというか。そういう空気が社会全体に出来てくるっていうのは大切なんじゃないかなと思っているんですけど、それを達成するのはそう簡単なことじゃないでしょうけど。
でも私の同僚だったり、部門の人だったり、あるいは社内皆がそういうのに慣れてきて、どんどん広げていってくださっています。今日もお二人も素晴らしい影響力をもっておられると思うので、これで広げてくださるんだろうなんて期待をしているのですが。(笑)

  
ジョー :
頑張っていきたいと思います!
実は私も昔アメリカに住んでいたことがあるんですが、アメリカに住んでいて、すごくいいなと思ったのは、障害を持っている方とか色んな病気を持っている方が楽しそうに旅行しているんですよね。日本の場合ですと、どうしても障害をもっている方って家の中にこもりがちだったりとかして、それはやっぱりね社会の目みたいなもの、偏見みたいなものがすごく多いのかなと思っていて。今、小山さん仰ってましたけど普通に盲導犬を連れていてもなんであっても、皆が暖かく当たり前のようにする時代が来るべきだと思うんですよ。HIVに関しても同じことで、僕らのこの社会には残念ながら差別みたいなものがあると思っています、でもそれがこうやって番組を通して発信していくことでちょっとずつ無くなってくれればいいなとそう思います。

This day’s select music
WHY CAN'T WE LIVE TOGETHER / TIMMY THOMAS

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA